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夢で逢えたなら~後宮秘談~

第6章 鷺草~真実の愛~

 それ以来、私は毎日決まった時間に大妃殿に参上し、大妃さまからお聞きした話を箇条書きに書き留め、部屋に戻って改めて物語り風に書き直してゆくという作業を続けている。
 物語の内容は、大妃さまがおん歳七歳で入宮されてから、評判の仲睦まじいご夫婦でいらっしゃったご夫君、導宗殿下に先立たれるまでを描いている。

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