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夢で逢えたなら~後宮秘談~

第6章 鷺草~真実の愛~

 むろん、大妃さまを御心より愛しまれていた先王さまは元子さまご生誕後、すぐにでも大妃さまを王妃にという想いがおありのご様子ではあったけれど、平民出身の大妃さまをいきなり王妃に立てるには少し無理があったらしい。大妃さまが当時の兵曹判書さまのご養女となられていても、他の大臣たちの手前をはばかられてのご処置であったろう。
 もちろん、そういった数々の出来事も随所に散りばめている。
 小説のようでもあるし、伝記のようでもある。もうあらかたは完成しているので、今は見直しの校正作業をしているところだ。

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