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夢で逢えたなら~後宮秘談~

第6章 鷺草~真実の愛~

  あとがきに代えて

 大分、秋も深まってきたというよりは、もう晩秋からそろそろ冬に差しかかろうとする頃になりました。皆さま、お元気ですか? 十一月はお休みを頂くと申し上げておきながら、新作の〝あとがき〟を書いている東でございます(笑)。
 大河ドラマの〝龍馬伝〟、いよいよ佳境に入って参りましたねえ。私は個人的にも福山サンのファンですので、彼の演じる龍馬をとても愉しみにしておりました。あまりにも有名な人物なのに、実はあまり知らなかった部分が多かったりして。
 高知出身の夫は〝あれは事実と違う~〟と大分言いたいところがあるようですが、マ、私メなどは〝ドラマなんだから、言いじゃないか〟というノリで毎回、愉しんでいます。
 それにしても、龍馬というう人は、とても頭の良い人だったのだなぁと感心しております。先見の明のある平和主義者、このドラマを見て、私の龍馬イメージはそのように変わりました。変わると言っても、これまでは幕末の英雄とくらいしか見ていなかっただけの話ですけどね。
 さてさて、話は変わりますが、今回の新作は私が〝夢語りシリーズ〟とひそかに読んでいるものの一つです。シリーズといっても、連作物というわけではなく、実は、私自身が眠っているときに夢に見た内容、もしくは布団に入って眠りに落ちるまでに夢想した物語などを小説化したものということです。
 実は、十二月に予定していた新作は朝鮮時代物ではありますが、今回のものとは全く別の内容でした。これは次に回ることになりますが、今回は私がなかなか眠られない夜に妄想(?)したお話がベースになって、できております。

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