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私はあなたを許さない

第12章 「好きです」



希「…先生」

光明「…」

希「…お酒臭い」

光明「あっ!?ごめん…」

希「…」


我に返ったのか
光明は慌てた様子で希から離れた
そんなに飲んだつもりはなかったが確か
に少し
お酒臭かった


光明「…お風呂、お風呂入るね」

希「…うん」

光明「…」


逃げるように
お風呂場へ向かった光明
深呼吸し気持ちを落ち着かせようとする
が今もまだ
彼女の温もりが匂いが残る自分の体に
胸のドキドキがなかなか
止まらなかった


光明「何やってんだよ…俺は…」


勢いとはいえ
彼女を抱きしめた事を後悔していた光明
胸のドキドキは止まらないし
彼女の事を女性として
意識していた

しかし
胸のドキドキも相手を意識していたのも
光明だけでなく彼女も…


希「…ビックリした」


希も一緒だった


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