
私はあなたを許さない
第4章 「お金貸してよ」
その日から俺は
彼女から目が離せなくなっていた
彼女が被害者遺族だからという事もあっ
たが
彼女の事が
気になって仕方がなかった
それはきっと
彼女に対する後ろめたさ
罪悪感からの気持ちだと思われたが…
女子①「お昼食べよう」
女子②「うん」
希「…」
光明「…」
彼女は基本
一人で行動していた
必要最低限、クラスメイト達と会話せず
お昼ご飯も毎日一人で食べていた
毎日、おにぎり一つだけ
食事も満足に出来ていないのか
制服から見える希の腕や足は痩せてると
言うより
痩せすぎている
そんな印象だった
希「…」
光明「…!!」
