テキストサイズ

私はあなたを許さない

第4章 「お金貸してよ」



光明「愛田さん」

希「…何ですか」

光明「少し話しがあります」

希「…」


話す事なんてない
ただ彼女と話しがしたかっただけ
あれから彼女がどんな風に成長したのか
興味があった

ただそれだけの事だ
それだけ…


光明「…」

希「あの…話しって…」

光明「その前に…お昼食べていいかな?
俺、まだ食べてなくて…」

希「…はい」


購買部で
おにぎりを5個買い食堂へ向かった
食堂には数人の生徒がいたが
教師と生徒が一緒にお昼を食べるのは
そんなに珍しい事ではなく
希と光明
二人が一緒にいても
不思議に思う生徒はいなかった


光明「さすがに5個は買いすぎたかな…
良かったら食べる?」

希「…結構です」

光明「遠慮する事ないよ」

希「いりません、それより…話しがない
なら失礼します」

光明「待って、話しはあるから…」

希「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ