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母「光明…」

光明「ごめんね、母さん…」

母「お父さん…」

父「知らん、勝手にしろ」

母「お父さん！？」

光明「…」


光明なまさかの返答に
怒りをあらわにし病室を出て行った父
この勢いのまま
本当に
縁を切られそうだったが
光明の心は意外にすっきりしていた


知哉「…親父」

光明「？」

知哉「あぁは言ってるけど…本気じゃな
いからさ…」

光明「わかってる」

知哉「でもさっきの光明、かっこよかっ
たよ」

光明「そうかな…」

知哉「親父に自分の正直な気持ち伝えて
かっこよかった」

光明「…」

知哉「でも出来たら…出来たら光明には
ちゃんと手術を受けてほしい」

光明「兄さん…」

知哉「お前は俺の大事な家族、弟だから
さ」

光明「…」