私はあなたを許さない
第12章 「好きです」
希「来週?」
光明「うん、いいかな?」
希「別にいいよ、友達と食事くらい」
光明「…ありがとう」
名前、相手は伏せて
友達と食事する事を伝えた光明
夜の遅い時間という事もあり彼女の事が
心配だったが
彼女は意外にあっけらかんとしていて
一人での食事も留守番も
快く了承してくれた
希「でも友達って誰、もしかして」
光明「…」
希「あの写真の彼女だ!!付き合うの?
いよいよ付き合うの?」
光明「付き合わないよ…彼女と会うのは
これで最後」
希「どうして?」
光明「元々そのつもりだったから…」
希「ふ~ん」
光明「…」
友達として
彼女と会っていたが薄々
自分に対する彼女の好意に気づき始めて
いた
勘違いかもしれなかったが
それでも…
光明「…」
彼女と一緒にいる事で彼女と話す事で
自分は幸せを感じていた
でもそれは…
いけない事
許されない事だった…