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secretroom~秘密のひととき~

第2章 憂×S

ニノさんと、別れると今度は違う部屋へと歩いていった。
ドアに、“スタッフルーム”と書いてある。
入ると、そこは更に普通なキッチンだった。
「ちょっとそこ、座ってて」
言われるままに、近くにあった椅子に座る。
憂「あの…」
「ん?」
憂「あなたの、名前は…?」
「あ、いい忘れてた。俺は、櫻井翔です!」
言い終わると同時に、私の手に、マグカップが渡された。
憂「えっ?!」
翔「あ、ミルクティー飲める?」
憂「はい。けどいいんですか?」
翔「だって、手めっちゃ冷たかったし、」
憂「あ、ありがとうございます。それより…」
私はずっと抱えていた疑問を言った。
「ここって何屋さんですか?」

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