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天使の世界

第2章 一人目の天使…。

次の日。

おばあちゃんに連れられて私とお母さんは病院に来た。


お母さんはおしっこを取って、

先生に向かってまたを開いて私は初めてお母さんの目の前に姿を表した。

エコーっていう道具を使って。

『三ヶ月目ですね。

これが袋で…。

これが心臓。

どうしますか?

年齢的におろすと今後…。』

『おろしてください。』

目を真っ赤にしたおばあちゃんがはっきりそう言った。

お母さんも、目を真っ赤にしながら頷いてた。

『そうですか…
では、早い方が体に負担が少なくて済むので来週にしましょう。』

これが私がお母さんと一緒にいれる残りの時間のカウントが始まった。

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