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天使の世界

第2章 一人目の天使…。

『赤ちゃん…ごめんね…。』

誰にも聞こえない位の小さな声でお母さんは話してくれた。

お母さんがはじめて私に向けて話しかけてくれた言葉。


ーーお母さん。

わたしこそごめんなさい。

でも、お母さんの子になりたかったんだ。


お母さんのお腹にいれて、良かった。

だって、、、

私のために泣いてくれる。

私に謝ってくれる。

お母さんだから。

お母さん。

またお母さんのお腹にきてもいい?


その時は…


産んでくれますか?


喜んでくれますか?

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