甘すぎて気絶
第2章 おとなのおもちゃ
「ぎゃっ!」
びっくりして可愛くない声がでる
無言でおいでおいでと手招きされて
思わずベッドに近寄ると
ぐいっと手を引かれて
大和の横に倒れる
ぽふぽふと頭を撫でられて
ぎゅうと抱き締められる
な、なにこれ‥!
「茜、興味あんの?」
「なっ‥!わけないじゃん!!!」
大和のじゃん、と続けると
思わずしょんぼりしてしまう
どういう経緯であれ
大和がおとなのおもちゃを
買ったと思うと胸がきゅうとなる
しかも、女性用。
「なに勘違いしてるか知らないけど
あれ、兄貴が彼女に買って
怒って返されたやつ。
俺んとこにきた。」
言いながら大和はくああ、とあくびをする
なんだ、早とちりか‥‥
安心したら眠くなってきて
大和に抱き付いて寝てしまった