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甘すぎて気絶

第3章 チャラ男




カチャカチャと食器が擦れる音で目を覚ました


はっ!あたし!あのまま‥!?


がばっと起きあがると
キッチンでお湯を沸かす雅人が見えた



‥ボクサーパンツしか履いてないのは見なかったことにする




自分の体を見ると裸に
見慣れないTシャツを一枚着ているだけ



ぎゃっ!と可愛くない声を出すと
キッチンから雅人が顔を出した


「あ、花音ちゃん!起きた?」


マグカップを2つ持って
ベッドまで歩み寄る雅人



はい、と手渡されたマグカップには
おいしそうなココア




「ありがと、あの、あたし‥」


きっと多分絶対途中で‥‥


「気失うほど良かった?」


雅人はニヤニヤしながら口づけてくる



よ、よかったけど‥!
そうじゃなくて、と視線を送ると



「花音ちゃんが気失う直前に
俺もイッちゃったんだよね」


とブイサインを送ってきた



「めっちゃ濃かったの!俺の!
めっちゃめっちゃ濃かったの!
見せようと思ったら花音ちゃん
気失っちゃうしさ〜」


見せたかったなあ、と行為の後を示すティッシュの包みを
開けようとする雅人をなんとか止める




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