甘すぎて気絶
第3章 チャラ男
意外に大きいTシャツだなあ、と
ぺろっとTシャツの胸元を覗くと
エッチする前には無かった
紅い跡がひとつふたつみっつ
「ふえぇぇ」
キスマークに戸惑うあたし
「俺のってシルシ!
もう我慢しないかんね、俺!」
それに、絶倫なんだ、俺
ちゃんと責任とってネ?
と、ちゅっと耳にキスをされる
「絶‥‥倫‥‥?」
きょとんと聞き返すが
そのうち分かるから、とはぐらかされてしまった
マグカップをあたしから奪うと
「さてと‥」
雅人がそう呟いた
気づいた時にはあたしの視界は既に反転していて
ベッドに押し倒されていた
「‥‥‥へ?」
雅人はぺろんっとTシャツを捲って
あたしの胸をはむはむとくわえ始めていた
「ちょっ、んあっ」
「もっと鳴いてね、花音」
おわり