テキストサイズ

甘すぎて気絶

第6章 オオカミさんとウサギちゃん



かくんと膝が折れて先輩にしがみつく


「腰抜けた?」


先輩の声がさっきよりも甘く聞こえて頭がぼーっとする気がする

ただ先輩の顔を見つめていると

「抱きたくなるからそんな顔で見んな」


さらっと過激な発言と共に先輩の手で目を隠されたのだけれど

頭がぽやっとしているあたしは発言の意味をいまいち理解出来ないまま目隠しする先輩の手を頬に当てた

「先輩の手、冷たくて気持ちい‥」

先輩の大きな手に頬を擦り寄せる


くふふ、先輩の手冷えピタみたいで気持ちいい、なんて考えていたら急に先輩に抱き上げられた


「きゃあ!?」


突然の浮遊感に思わず先輩にしがみつくと奥の接待スペースのソファに降ろされる


訳が分からず戸惑っていると両手で頬を包まれて軽く触れるだけのキスをされた


ストーリーメニュー

TOPTOPへ