
体で愛して!
第12章 乙女の最期
「やべぇ…疲れた…」
お風呂から上がり、ベッドの上で二人並んで休息をする。
「なんか…すごくエッチしちゃったね…」
「本当…初めてでこんな体験するなんて」
「…高見くんが彼氏だったら…楽しかっただろうな…」
「……」
そっかこいつ…幽霊なんだ。
死んでるんだ。
今日が終われば…もう…。
「なーんて!冗談!あはは」
「…好きだった」
「…え?」
「俺はずっと…ずっと樺島のこと好きだった」
「…本…当?」
涙をためてこちらを見つめる樺島の顔があった。
俺はその唇に、優しく自分の唇をかぶせた。
「…本当」
