
体で愛して!
第7章 鋭い瞳で
「ねーレイ…またフラレちゃった…キスもエッチもしない女なんて、お断りなんだって」
私はレイの鼻をつつきながら、そう呟く。
「にゃ〜ん」
猫のレイは、何事も無さそうにのんきな顔で私を見て鳴く。
「レイに言ってもわかんないよね…。でもね、キスもエッチもしたくないの。本当に好きな人とじゃなきゃ」
「にゃん」
レイが私の側に近づき、
真っ白な体を私の腕にスリスリと擦り付ける。
チュッ
私はレイを抱き、小さな口にキスをした。
「レイが男の子だったら、お嫁さんになってあげたのに」
クスッと笑う。
バカなこと言うなぁ…
今日は疲れたわ。
もうヘトヘトよ。
私はレイをうでに抱き、
静かに目を閉じた。
