
体で愛して!
第7章 鋭い瞳で
ヘッドの上、裸のまんまでレイに腕枕を受ける。
「ねぇレイ、気になったんだけどさ。レイってもう飼いはじめて11年目でしょ。…おじいちゃんじゃないの?」
「はは!そうなんだけどね、神さまにどうしてもお願いしたんだ。今日だけはこの体でいさせてって」
「おじいちゃんの姿で出てこられたらどう反応していいか困るもん」
「…でも、どんな姿でいてもどこに居ても、俺は理恵を愛すよ」
「照れるなぁ〜」
「はいはい。少し寝な。俺ももう、眠くなっちゃったよ」
レイの腕に抱かれ、私は再び眠りについた。
