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甘い毒は変態を刺す

第1章 放課後の教室


矢吹くんの家は俺の家からそう遠くなかった。
が、さっきまであんな行為をしていたのにも関わらず拍子抜けするくらいいつも通りだった。


矢吹くんの家は大きな一軒家で、俺に対して「おやすみ」と言ってから玄関を開け、中に入って行った。


自宅に戻って自室のベットに沈むと、どうしても矢吹くんの顔とあの覗く肌が甦ってくる。


触りたい。触りたい触りたい触りたい。
どうしてあの時俺は手が出せなかったんだ。


いつもはしない挑発的な眼。
俺の肩を押した小さな手。
乗し掛かる時に触れた細い足。


何て変態チックに考えるんだ、
何で俺自身は反応してしまうんだ、


いけないと分かっていても右手は言うことを聞かず、快楽へと導きだした。


今日は眠るのが遅くなりそうだ。

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