テキストサイズ

ふたりのち晴れ

第8章 巧―学校




俺は、楠木と一緒に家を出た。


楠『…へへへっ』

巧『気持ち悪いな』

楠『だって、こうやって一緒に行くと家族みたいだなぁーって!』

巧『もう家族みたいなもんだろ』

楠木は パァッと明るい顔になって
恥ずかしがりながら
うん!!と言ってくる。


俺は思わず 頭を撫でる。

最近 癖のようにこれをやってしまう。

楠木も最初は驚いたが今は当たり前のように へへへーって感じだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ