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ふたりのち晴れ

第8章 巧―学校




―学校到着―


ガラガラガラ

扉を開けると
楠木の所に一斉に女子が集まる。

"おはよー王子!"

"王子ー聞いてよー"



一気に教室が騒がしくなる。


男子共が
"王子が来ると女子みんな奪われちまうぜww"
"王子様だからしゃーねぇじゃん?"
"俺も王子にしゃべりかけるふりして女子の群れに押しつぶされたい"


おまわりさん、ここにHENTAIがいます。

俺は騒がしい教室を抜けようと思って
神崎岳の教室へ向かった。




岳『おぉー。たっくんじゃん。』

巧『気持ち悪いから、その呼び方やめろ』

岳『はいはいwwwww』
巧『お前のクラス静かだな』

岳『静かすぎてしにそうだっつーの。てか巧、最近、理央とやらに構いっぱなしだからさみしいぞ!このやろ!』

巧『あぁー、そういえば楠木もお前に会いたがってたぞ。俺と仲いいって知ってしゃべりたーい…みたいなこと言ってた』


岳『まじで!?俺もイケメン間近でみたい!』

巧『今度会ったら話したってな』

岳『おう。てかHRもうすぐだぞ』

巧『そうか、じゃあな』

俺はそういって教室へ向かう。

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