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ふたりのち晴れ

第11章 楠木―巧くんの様子が……


巧くんは少しだけ目を見開いた。

巧『心配してくれたのか』

楠『うん!!悩み事は相談して!一人で抱え込まないで!』


僕はそういって巧くんの頭を撫でた。

巧『ありがとな』

巧くんはそういって、僕を抱きしめてくれた。

なんだか安心する。

僕は嬉しくなって
もっともっと巧くんの頭を撫でる。

巧『可愛いな、お前』


楠『ん?なに?』

巧『なんでもねぇよ』



結局何を言ってるか聞こえなかったけど、

まあいいや(笑)


僕は巧くんに色んな話をした。
学校の事や
仕事の事
そして、僕達家族の事。

巧くんは腕枕をして、うなずきながら話を聞いてくれた。

とても心地がよかった。









なんだか眠くなってきた。

楠『それでねぇ……僕は…言ったの……ぼ…く………も…同…じ……だ……って…』


僕はそのまま目を閉じた。



巧『そうか。友達できてよかったな。………おやすみ、理央。』









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