テキストサイズ

ふたりのち晴れ

第17章 可愛い



巧『…………すまん。』






楠木『ゴクンッ』



巧『…っバカッ。今…』





楠『あ………飲み込んじゃった…』



無意識に飲む奴がいるかよっ!?
(楠木というやつが、ここに)


俺のは
一気におさまっていく。



俺は、楠木を急いで洗面台に連れて行き


うがいをさせた。







楠『………お風呂入りたい…』


巧『あぁ、汚れたからな。入ってこいよ』


そういってお風呂に送り出そうとする。





すると……



服の袖を掴まれて



楠『…巧くんも一緒に入ろっ』


巧『なんでだ。俺は汚れてない。』



楠『………一人じゃ……できないの。』




ドキッ





涙目で訴える楠木は、
超絶可愛かった。




俺は、その泣き顔に、
はいはい と釣られてしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ