
ふたりのち晴れ
第20章 楠木―………。
巧『楠木、そこ危ないから降りろ』
楠『…うっ…うんっ』
僕が降りようとすると、
グッと直人くんに持ち上げられ
直『なんで、おめえに指図されなきゃいけねぇんだよ』
巧『お前に指図はしていない。楠木にだ。』
直『てめぇ、人が相手と会話してんのにさまたげられたら、ウザくねぇのかよ』
やばいっ…
なんか喧嘩っぽくなってる。
すると…
巧くんは僕を無理やり直人くんの膝からおろし、かつぐようにして
僕はそのままクラスに連れて行かれた。
"巧くん、かっこよすぎー"
"楠木危なかったな、巧が来てよかったぜ"
ん?危ない?なんで?
僕は、考え事をしながら、かつがれるのであった。
直『加藤 巧…。 面白いやつ』
