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ふたりのち晴れ

第21章 巧―危険





俺は学校の帰り途中に楠木に話しかけた。


巧『なんで佐々木の所にいたんだよ』

楠『え………だって呼ばれたから…』




俺は大きなため息をつく


巧『お前、あいつがモテんのに"彼女がいる"だとか色濃い沙汰の話がないのは、なぜかわかるか』


楠『…わかんないっ☆』


巧『わかんないっ☆じゃねーよ。あいつ可愛い男ばっか喰って、そんな事表にできないから隠されてんだよ。男が好きなゲイなんだよ。まぁゲイの俺が言っちゃまずいが。結構有名だぞ』

楠『…それで?』

巧『次はお前が狙われてるって事。』




楠『…………えー!?そんなバカなっ』


巧『どこに、膝乗せられて気づかない馬鹿がいんだよ。あっ…ここにいるわ…』


楠『巧くんったらー(笑)へへへ(笑)』





そのときは

笑い話ですんだが
佐々木直人がこれから
なにをしてくるかを
想像もできなかった。





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