ふたりのち晴れ
第26章 体育祭
巧『どんだけ笑うんだよ』
楠『だって可愛いもんっ(笑)』
巧『……。』
楠『え?怒った?』
巧『…お前の方が可愛すぎるんだよ』
そういって
頭をぐしゃぐしゃする。
―午前の部終了―
今日は
なんと…
僕のお母さんが
巧くんお母さんと
来ているのです!
お母さん久しぶりだな!
楠『お母さん!』
楠母『理央ー!久しぶりね!』
巧母『理央くんのお母さんたら、理央くんの初めて出たkurからのカラーコピーをくれたのよ!』
巧くんのお母さんと
僕のお母さんは
仲がとってもいいの!
お弁当を食べて
会話を弾ませていたら
すぐに午後の部になった。
巧くんは委員会の仕事だから
僕とは別々…
僕は選手リレーの待機場所に行った。
まだ みんなは来てなくて
ひとりで どこかの学年の出し物のまえにいる。
しばらくしずかにしていると…
ギギッ
何かから
怪しい物音がする。
え!?
後ろを振り向いて見ると…
後ろの出し物が
急に崩れ落ちてきた。
楠 『え…』