女体化エッチ
第6章 入学
「揃ったか~?揃ったな~?入学初日から遅刻なんて小説の中だけで充分だぞ~」
やる気のなさそうな声が教室に響く
担任らしき人物が教壇の上に立っていた
黒板には『渡辺』とだけ書いてある
「とりあえず入学おめでとうか?とにかくもう高校生だ。余計な問題起こして俺に迷惑かけるなよ~」
見た目はまだ若い筈だが一目見てわかる程のやる気の無さと醸し出される雰囲気はまるで定年真近の教師のようだった
「それじゃあ式までまだ時間あるから適当に何かしてろ~」
戸惑いながらもざわつきを取り戻し始める教室
「あの先生、やる気無さ過ぎでしょw面白過ぎw」
前から声をかけられ顔をあげる弥生
「えっ、あ…うん、そうだねw」
「俺、相馬直之。よろしく、立花弥生ちゃん…だよね?弥生ちゃんて呼んでもいい?」
坊主頭で人懐こい笑顔で話す直之
「うん、いいよ♪よろしくね、直之くん」
笑みを返す弥生
「こんな可愛い子がいて面白い先生のクラスだなんてツいてるなぁ~w」
「そんなことないよwあっ、先生は面白いよ?w」
顔を見合わせて笑う2人
ふと弥生の視線が直之の頭に注がれる
「触ってみる?w」
弥生の視線に気付いた直之が頭を差し出してくる
「いいの?」
恐る恐る手を伸ばす弥生
「わぁ♪ジョリジョリしてるw」
「ハハw結構気持ちいいでしょ?w」
「うんw直之くん、野球部入るの?」
「そうだよ、弥生ちゃんは何か部活やるの?」
「部活?部活かぁ…」
中学生のころは部活動に所属していなかったのでどういうものかわからない
考えているうちにまたやる気のない声が響いた
「時間だぞ~並んで体育館行け~」