無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「え…？じゃあ私のためにわざわざ手を挙げてくれたわけじゃないの…？」


「そういうことになるかな〜♪」


(感謝して損した…)


昨日感じた親近感を返して欲しいと思いながら肩を落とす


「まあ結果的に弥生っちの為になったのなら私も嬉しいよ♪今日はイベントもあるしね〜♪」


「イベント…？」


「今日は身体測定と体力測定しかなかったと思うけど…」


キョトンとする弥生と鞄から手帳を取り出し予定を確認するほのか


「それだよ！それこそ大イベント！ブルマー穿いた女の子が一列に並んで身体の隅々まで調べ上げられる…」


「間違ってないけど間違ってるよそれ…」


呆れて答える弥生の横でほのかは戸惑い口を閉じている


「ウチは記録係だから皆が調べられるところじっくり観察出来るしね〜♪弥生っちのことも余さず見てあげるよ〜？ほのちゃんのちっちゃくて可愛らしい〜身体も検査したいなぁ〜♪」


「勘弁してください」


「ほ…ほのちゃん…？」


目を白黒させているほのかの教育に悪い、などと保護者のようなことを考えながら学校に着いた