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雨の人

第10章 嫉妬



Side 川村



んん?

何時…だ?…



俺はのどが乾いて

目が覚めた




もう、部屋はすっかり

明るくなっている





あ~…

ゆきに
連れて帰ってもらったまま
俺、寝ちゃったのか…



飲みすぎた…

ゆきに、謝らなきゃ。




俺は、ベットの中で

ゆきを手探りで探した




ゆきに触れたかった


ゆきの重みを感じたかった


けど、ゆきはいない





もう…起きちゃったか…




残念。




俺は、

枕元のペットボトルを見つけて

ゴクゴクと飲みほし

部屋を出た







あれ?




ゆき?




ゆきは

ソファに横になり




眠っていた

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