雨の人
第5章 触れるようなキス
『開けていい?』
と聞くと
ゆきちゃんは
俺の腕の中で
黙ったままうなずいた。
俺は
抱きしめていた
手ををほどき
丁寧にチョコの包みを
ほどいた。
中には
手作りのトリュフ
俺はすぐに一つ手に取り
口の中に放り込むと
ゆきちゃんは、
心配そうな顔で
俺の顔をじっと見ていた。
『超美味しい!』
って言うと、
『よかった~』
って胸に手を当てて
ゆきちゃんは笑った。
俺は、もう一度
『ありがとう』って
ゆきちゃんの肩に手をおき
ゆっくりと
ゆきちゃんに
顔を近付けた。
ゆきちゃんが
目を閉じたのをきっかけに
俺はゆきちゃんに
軽く触れるような
キスをした。
柔らかくて
小さなゆきちゃんを
そっと抱きしめると
しばらくして
ゆきちゃんが
俺の背中に
そっと手を回した。
『ゆき…俺のこと
川村さんじゃなくて
あきひろって…
名前で呼んでくれないかな?』
『・・・うん・・
あきひろ……
…くん』
『ありがとう…
大好きだよ、ゆき』
と聞くと
ゆきちゃんは
俺の腕の中で
黙ったままうなずいた。
俺は
抱きしめていた
手ををほどき
丁寧にチョコの包みを
ほどいた。
中には
手作りのトリュフ
俺はすぐに一つ手に取り
口の中に放り込むと
ゆきちゃんは、
心配そうな顔で
俺の顔をじっと見ていた。
『超美味しい!』
って言うと、
『よかった~』
って胸に手を当てて
ゆきちゃんは笑った。
俺は、もう一度
『ありがとう』って
ゆきちゃんの肩に手をおき
ゆっくりと
ゆきちゃんに
顔を近付けた。
ゆきちゃんが
目を閉じたのをきっかけに
俺はゆきちゃんに
軽く触れるような
キスをした。
柔らかくて
小さなゆきちゃんを
そっと抱きしめると
しばらくして
ゆきちゃんが
俺の背中に
そっと手を回した。
『ゆき…俺のこと
川村さんじゃなくて
あきひろって…
名前で呼んでくれないかな?』
『・・・うん・・
あきひろ……
…くん』
『ありがとう…
大好きだよ、ゆき』