テキストサイズ

雨の人

第9章 飲み会とアイツ


頭の中の?を
なるべく
気にしないように運転し
ゆきを俺の部屋まで
連れて帰った。


部屋に着いてすぐ

俺はたまらず
ゆきを抱きしめキスをした。


分かってる

ちょっと強引だ。



だから
ゆきの体に力が入ってる…

びっくりしてるんだよな

ゆき。



でも、俺は
自分が落ち着くまで

長い長いキスを
やめなかった…




「ごめん…ゆき。

びっくりした?



俺、

めちゃくちゃ
ゆきのこと好き。


だから、今



めちゃくちゃ
ヤキモチやいてる…



カッコ悪いけど」



と言いながら
ゆきをきつく抱きしめた。




「ゆきも…

ゆきだって、
川村さんの事大好きだから、


早く会いたかった」





「ゆき…ホント?

ホントに俺の事好き?」





「うん、好き」







「じゃあ



もうアイツと話するなよ」






「えっ・・」





ゆきは

びっくりした顔で
俺を見上げた。



ちょっと俺は・・・

笑ってしまった。





「冗談だよ。

一緒に仕事してるんだ。
話さない訳にはいかないだろ?」



ゆきは

「うん…」

と小さくうなずき

困った顔をしていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ