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雨の人

第10章 嫉妬

今日は飲み会。


居酒屋を出て
いつもの
おねーちゃんがいる店に
移動する。


その店で
少し飲んだら
俺は帰るつもりだ


ゆきが迎えに来てくれる


とゆーだけで
俺は、ちょっと
テンション高め


馴染みのおねーちゃんに
彼女ができた事や

一週間お弁当を
作ってもらった話をしながら
気持ちよくお酒を飲んでいた



「やだ~あきちゃん
彼女できちゃったの~?!

あたし、あきちゃん
狙ってたのにぃ~」



とか言いながら
おねーちゃんは
腕に絡みつく

俺を狙ってなんかないのに
お仕事は、なんでも大変だな


おいおい、
胸、当たってるぞ


ゆきと付き合う前は
こんなちょっとした事が
嬉しかったりしたけどさ

今は、な~んとも思わねー

いや

モテない俺は
正直悪い気はしないけど


ゆきのが
いーんだ、俺は。


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