テキストサイズ

好きになってごめん…

第9章 入院生活…。

それから、あいつはほぼ毎日私の病室まできて、わざわざゲームをする。
意味わかんない。
なんで?って聞いても答えは、1つ。

『ヒマだから。』


…は?ここ、漫画喫茶じゃないんですけど。
まぁ、ゲームの攻略法教えてくれるからいいけど。

お昼ご飯とかも、あいつが通いすぎて、ニノの分までくるようになった。


…でも、今日は、ひどすぎる。


あ「もう、面会の人帰る時間だよ?」

二「まだ、きりが良くない。」

あ「看護師さん、見回りに来るって…」

二「大丈夫。」

こういうとき、めっちゃ頑固。
あー。点滴さえなければ今ごろ、強制退室させてる…

そんなことを思っているうちに、廊下から足音が、聞こえてきた。

あ「ほら、見回りに来た。」

二「うわっ!!やっべ!」


あ「えっ?はっ?なにすんの?」

ニノがした行動。それは、


私のベッドに入る。


二「人が行くまで。」

あ「待って!それより…」

顔、近ぇ…!!

ガラガラ

「あんなちゃん、発作大丈夫?」

やべぇ、ばれないかな…?

あ「はっ、はい!全然大丈夫です!」

絶対今の顔、ひきつってるよ…

「そう、ならいいわ。お休み。」

あ「お休みなさい。」



ふぅ、危なかった…。

あ「ヒソッ)ほらっ、ニノ出て!」

二「…。」

うずくまっているので、顔は見えない。が、明らかに様子がおかしい。

あ「にーのちゃん♪?」

顔を覗く。



… ね、寝てる?

やべ、狭いよ、このベッド。

しょうがなく、私はソファーで、夜を明かした。


次の日、私は、





案の定、風邪を引いた。


二「…わりぃ…」

あ「別にいいよ。その代わり、ちゃんと、慰謝料払ってね♪」


ははっ(笑)

ざまぁ、みろっ!♪

ストーリーメニュー

TOPTOPへ