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好きになってごめん…

第10章 最高で、最悪な日

適当に、近いラーメン屋に入った。

翔「やべっ、俺女子とラーメン屋入ったの初めて…(笑)」

あ「私も(笑)」

翔「てか、普通デートで、来ないだろ、あっ、すいません、塩ひとつ。」

あ「私、味噌!」


………………………………………

あ「夏乃とは、どこいくの?」

翔「えーっと、この前は、遊園地行ったし、初の時は、モール行った。」

あ「ちゃんと、彼氏してる?」

翔「してる、、方だと思う、」

あ「例えば?」

翔「荷物持ったり、荷物持ったり…」

あ「そんだけ?じゃあ、手どっちから繋いだ?」

翔「それは、もちろんこっちから。」

あ「じゃあ、キスは?」

翔「…まだ。」

あ「そっか、いいな。私も彼氏欲しい。」

翔「ニノは?」

あ「あいつは、本当に違うから。ただ、お互いヒマだから一緒にいるだけ。」

翔「でも、お似合いだよ?」

あ「私には、他に好きな人がいるから。」

絶対に、叶わないけど…。

心の中でつけ足した。

翔「えっ!誰?」

翔くんだよ。

何て言えない。言ってはいけない。

君を困らせるだけだから。

この思いを、静かに押し殺す。そうすれば、皆、幸せに暮らせる。

翔「あんな?」

あ「ん?」

翔「そういえばさ、はい、これ。」

そういって、袋を差し出した。

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