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会議室から恋。

第14章 2

少し顔をあげると、困った顔をした坂下さんが、あたしを見ていた。

目があった瞬間、坂下さんの顔が近くなる。

「っんっ・・・」

ほっぺにキスをされる。

「本気で?」

耳元で聞かされる、低い声。

「うん・・・。本気・・・。して・・・」

「っちょっ!」

坂下さんの首に手をまわした。

頭がクラクラする。

坂下さんのにおい。

「どうなっても、知らないよ?」

背中に手をまわされ、抱き締められる。

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