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飴と鞭の使い方

第5章 開始

「離せって」
「つれないこと言うなよ。ちゃんと慣れるまでは優しくしてやるから…多分」
「こんな姿勢に慣れてたまるか!しかも多分ってなんだよ!!」

思いっきり睨みつける。

「いいね~反抗的なその目。落とし甲斐がある」

ゾクッ。
頭の中で警鐘が鳴っている。
冗談ぽく言ってるけどコイツ本気だ…

「あっそれからお前、また勘違いしているぞ」
「はぁ?何を勘ちっんん…いっ!」


雪那はいきなり瑠架の後孔に指を突き入れた。


「慣らすっていうのはこっちのことだ。初めてはキツイだろ?」

俺の言葉を聞いてる余裕はないようだった。

中に入れた指を腸壁をなぞるようにとゆっくり曲げる。

「うぁぁっ」
その異物感から逃れるために必死で体をよじる。



無駄なことをと思うが、その曲線と歪んだ顔が美しく見とれてしまう。



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