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飴と鞭の使い方

第6章 快楽

「瑠架、俺のことちゃんと名前で呼んで?」

突然何を言い出すんだ?しかもこの場面で?
あぁ切羽詰まってんのは俺だけだもんな…


「雪那だ。雪那って呼べ」
何故か男の方が余裕がないように感じた。

「セツナ…さん」
さすがに呼び捨てには出来なかった。

まぁいいか。と少しだけ寂しそうな呟きが聞こえた気がした。


何だ?と思う間もなく雪那の手がそっと穴の周りに宛がわれる。

忘れかけてた緊張感が戻ってきた。

一気に警戒の姿勢になる。

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