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忘れ得ぬ出来事

第1章 中学生最後のクリスマス

その日授業は上の空・・・・・

やべえ・・・・・

直子のお腹辺りが激しく気になる・・・・・・・

見ちゃダメだ、見ちゃダメだ、・・・・・見ちゃダメだ・・・・・

チラッと見てしまう・・・・

普通に見えるよな・・・・

直子はいつも俯き加減でおとなしいから、何時もと同じに見える、

でも・・・・

辛いだろうな・・・・・・

何とかなるといいなぁ・・・・


いくら考えても、珠美の案以外の新しい案が浮かばなかった・・・・

覚悟を決めて話すしかないと思った。

学校が終わり、自分は先に家に帰り彼女達が来るのを待っていた。

暫くして、直子が、順子達に連れられてやってきた、

怯えてた・・・・・

捨てられた仔犬見たいだった。

両脇を順子と洋子に抱えられるように部屋の椅子に座わる。

多分 男の自分までが、知っている事への、恥ずかしさと、日に日に事が大きくなっていってる、恐怖からだと思う。

彼女を見て、覚悟を決めた。

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