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チョコレート

第6章 親友

「尊敬するわ…」




「本気だからねー」

そう言いながら
メールの返事を打っている





「告白すんの?」




「するよ、いつかは…」


優衣は
携帯を机に置き
身を乗り出して
でもね、と言った



「でも?」



「長期戦になりそうな気がする」





「長期戦?」





「そんな簡単に好きにはなってもらえない気がするんだよね。だから時間がかかるなーって」




「そっか…」







「いつかWデートしたいな~」





「だねー」




「そう言えば明後日テスト返却だ!」




「そうだよー」



今回のテスト返却は
なんとなく楽しみ。
結構手応えあったし
陸に勝ってるかも♪




「陸くんて頭いいんだね」





「…なんで?」




「祐樹くんが言ってた。いつも学年トップだって、‘あいつにはいっつも追いつけないんだよなー’って」




…うっそー!



なんでそれを
私に言わないのよ陸は!




「ムカつく…って追いつけないって事は祐樹くんいつも上位なのかな?」




「多分ね、バカのあたしでも分かりやすく教えてくれたし。おかげでいつもよりいいかも♪」




優衣の話し聞いて
祐樹くんって
若干チャラいかなって
思ってたけど、
本当はそうでもないのかも。



てかそれより!
いつも学年トップとか
聞いてないし!!



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