
チョコレート
第9章 specialday
ドア開けた途端
パーンと言う音が響いた
私の体にキラキラした
テープがかかる
クラッカーだった
「「「「彩誕生日おめでとう!」」」」
「…え?」
目の前には
陸、優衣、祐樹くん、涼くん
がニコニコしている
今日は7月2日
私の誕生日だった
「忘れてた…」
忘れてた!?と
びっくりするみんな
そりゃ誕生日忘れる
女子高生なんかいないよね
「聞きたいこといっぱいあるんだけど…」
パニック状態だ
「はいはい、ぜーんぶ答えてあげるから、とりあえず上がろう」
そう言って優衣は私の
腕を引きリビングに
連れて行った
テーブルには
たくさんの美味しそうな
料理が並んでいた
「わぁ…」
「すごいでしょ?昨日の夜頑張ったんだからね。はい、彩はここに座って」
そう言って私を
テーブルの頂点?に
座らして、
みんなも席に着いた
右前には陸
その奥は涼くん
左前には優衣
その奥は祐樹くん
と言う感じで座った
