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「俺も彩ちゃんと帰った時なだめるの必死やったんやからなー。陸感謝しろよ！」




泣いて涼くん困らせたもんね…




「俺も彩ちゃんが泣く姿見て思わず…」




「お前もしかして…手出してねぇだろなー」


一気に陸の顔が変わった




「違う違う！思わず陸のバイトの事言いそうになったんや」


あ、あの時の

‘本間はな…’



私は涼くんの言った事を
思い出した。




「そんなん思わず抱き締めてもうたとか死んでも言われへんわ～」



あ…




「…おい、もっかい言ってみろ」




「思わず抱き締めてもうたとかは死んでも言われへんわ」




「お前喧嘩売ってんのか」



「ほーら、２人ともやめろ。今日は彩ちゃんの誕生日だろ」


祐樹くんの言葉に
陸は渋々怒るのをやめた



その後私たちは
料理を全部食べ
今日は私が主役だから
と言って
みんなが後片付けしてくれた