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チョコレート

第1章 出会いは屋上

「あやちゃんにさっきの事言うぞ」



さっきの事?



「何?」




「陸斗があやちゃんの寝っ」

「おい!」


陸斗が祐樹くんの肩にパンチした


「お前痛ってーよ!」



「あははっ」



「あやちゃん?」



「面白いなぁ。と思って」



私が笑っていると


祐樹くんの携帯がなった


「もしもし?…あ、わかった」


すぐ電話を切った祐樹くんは



「後は2人でごゆっくり~」


と言って行ってしまった。



「祐樹くんって明るい性格してるよね」


「常にテンション高いな」


そう言いながら私の横に座る陸斗。


「そう言えばさっきの何だったの?」




「…なんも」




「私そう言うのすごい気になる性格なんだけど」




「寝顔がヤバかったな。って」




「…」



「何泣きそうになってんだよ。嘘だって」


「泣きそうになんかなってないもん」


「てかあの子は?」


「優衣?」


「うん」


「呼び出し。だから待ってるんだけど来ないなぁ」


そう言ったのと同時に次は私の携帯がなった



「優衣からメールだ」


‘ごめん屋上行けないっぽい(>_<)’




「優衣来れないって」



「じゃあそろそろチャイムなるし戻るか」


「そうだね」


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