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チョコレート

第11章 夏休み

「登ろう!」




「えっ」




ってもう登り始めてるし




優衣に続いて私も登った



「わぁ」



そこは何にもないけど
景色が綺麗に見渡せた




「みて」




優衣が下を覗いて言った



私も恐々下を覗くと




「あ、みんなが見える」


下にいる
陸と祐樹くんと涼くんが見えた







「陸!」




叫ぶと陸は
えっ? と言って
キョロキョロしてる



「探してる探してる♪」




「彩、陸くんに好きって言ってみて」





「え~、恥ずかしい」





「いーから」




私は優衣の言う通り叫んだ






「陸!好きだよ!」





その声で私たちを
最初に見つけたのは
涼くんだった



「あっ!おった」





「「どこ?」」


と陸と祐樹くん





「上」




3人が上を見上げた



「裏のハシゴから登れるの!」


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