チョコレート
第12章 海
しばらくすると
涼くんが1人で帰って来て
私の前に座った
「優衣と祐樹くんは?」
「まだ砂浜におる、気利かせてきた」
「そっか」
「もうあの2人付き合ったらええのにな」
「俺も思う」
優衣の告白
上手くいくといいけど…
祐樹くんが自分の気持ちに
鈍感ってとこがなんか不安
「彩、やみそうだぞ」
「え?」
外を見るとさっきより
明らかに雨の量が減っていた
「ほんとだ…」
「海戻るか?」
「そうだねっ」
私たちはそのあと
みんなでまた
ビーチバレーしたり
海で泳いだりしていた
4時頃になると
人も減り始め
海に入っているのも
少し寒くなってきて
とりあえず服に
着替えることにした
更衣室に優衣と行き
服を着替えた後
化粧をする私たち
とくに優衣は念入りにしている