チョコレート
第1章 出会いは屋上
「ふーん。そうだったの」
新学期初日を終えた
後の帰り道、
私は優衣にこのを話した。
「うん。」
「あの人有名なんだよ?」
「そうなの?」
「モテモテらしい。本当彩ってそう言うの興味ないよね~」
確かにイケメンだったな
「うん。」
「とりあえず、あの男は早く忘れなよ」
「そうだよね。」
「じゃあ、また明日ね」
「うん、バイバイ」
そうだよね
切り替えなきゃ
「今頃なにしてんだろ…」
そう思ってもやっぱり
元彼を思い出してしまう。
いろんな事を考えながら歩いてる時だった