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ホストに恋

第23章 23

すり切れたテーブル…
薄汚れた机…
電話機も何年前かのだよな

テレビも…チューナーが付いてる。

キッチンもすぐそこで、狭い。
換気扇小せい

冷蔵庫…なんだあれ
冷凍庫ねえのか…な

「汚くて驚いただろ、勇作」

「ん?…あぁ」

「勇作んとこ、豪華マンションだもんな」
…太一、明るいな
こいつのいいとこだ

「もうすぐできるから待ってて」

「あぁ。」

ふと、妹が考えこんでいる

「どした?妹!!」

「…妹…クスクス…あの…由佳です。」

「あ、ごめん」

「ちょっと難しい問題で…」

「貸してみ。」

問題集を渡す由佳。

「この、公式わ、違う、これにわ使えない公式だよ。」

「え、そうなんだ…じゃあ解けないですよね。」

瀬戸が完璧に教えた。
「凄い。合ってる」

「おれ、理数系の大学だったから」

「凄い!!今度また教えて!!」

人懐っこいとこ、太一そっくりだな。

「おやすいご用」

「やった!!お兄ちゃん!!瀬戸さんが勉強教えてくれるって!!」

「良かったな!!俺にわ無理だからな(笑)」
「勇作、頼むね。」

しばらく勉強教えていた。

「ご飯できたよ。片付けて」

次々に運ばれる料理。

「うまそう!」

三人で、楽しく食事をした。

瀬戸わ素直に楽しかった。

妹が、塾に出かけた

「太一…愛してる」

ちゅ…ちゅく

「ん…っ…勇作…」

「お前の部屋いこ」

「え…っ…俺部屋ないよ」

「は!?」

よく見たら、キッチンと、この部屋しか…ない

「まぢか!!」

「寝る時わテーブルを片付けて、ここに布団しいて寝るんだよ」
唖然の瀬戸

「風呂わ!?」

「近くに銭湯あるんだ」

「トイレわ!?」

「一階に共同トイレがある」

「エアコンわ!?」

「そんなのあるわけない。窓あければいい」

しばらく声がでない瀬戸



「驚いたでしょ。」

「あぁ」


「妹が大学受かるまでわ、ここに住まないと」

「そか…」

「受かったら少しだけいいとこに引っ越すつもり。」

「お前…凄いな…」

「ん?なにが」

「よく頑張ったな…つらかっただろ…」

強くだきしめ頭を撫でる瀬戸だった

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