ホストに恋
第25章 25
「ん…朝…?」
拓哉が目を覚ます。
隣で翔太が眠ってる
…アレ?
キレイに処理してくれたのか…腹痛くねぇし…尻から…なんも出てね。
…翔太
思わず、抱きしめていた
寝顔を見ていて安心する。
ちゅ…おでこにキスしてしまった
「…ん…っ」
翔太が抱きついてきた
「口に…して」
こいつ、起きてたし
「起きてたのかよ…」
パチッと目を開けた
「タクヤ…昨日わ…聞かなかったけど、何かあったよな、な、な?」
「…」
「タクヤ?」
拓哉が翔太の正面を向いた
「もしも…太一が俺だったらあんなことされたら…反対に翔太があんなことされたら、瀬戸みたいに…太一みたいに…できんのかな…って…さ…あの2人見てたら…お前の顔見たくなった。会いたくなった。」
「できないな…」
翔太が起き上がった
「え!?」
「俺…あんな目にお前合わせたりしねーも、絶対。どんなことしても守る。」
翔太が拓哉を抱き寄せた
「翔太…」
「お前わ、俺のもんだし、だれにも触れさせない。触れた奴がいたら…殺す」
拓哉を見つめニコッと笑った
「翔太…怖いけど…うれ…し…い」
「え~?聞こえない…もいっかい言って…」
「もう、言わない」
拓哉がベッドから降りようとする手を掴み引き寄せ抱きしめる
「昨日のタクヤ…ヤバかった…よ…あんな…タクヤ…たまんね…なぁ…したくなった……」
押し倒され……
あっけなく裸にされると、翔太のペースで時間が過ぎ…何度も果て…気がつくと…ぐったりベッドに倒れ込んだ翔太…その背中に頭を乗せ…意識を手放した
「好き…翔太」