ホストに恋
第26章 26
店内が騒がしい…
翔太が席を外し店内を見回した、一席にスタッフが集まり盛り上がっている
中央に座ってドンペリを飲み干す男
…ん!? あいつ…確か…拓哉の会社の…光司…だ
目が合った
「瑠衣!!…こっち来いよ…!!」
周りの目もあり、取りあえず隣に座り、流れにのる。
高い酒を次から次から頼み出す。
「止めとけよ…光司…」
「翔太…この後付き合えよ!!」
「無理だ、アフター入ってるから」
「ぢゃ、また明日来るから、明日アフター頼むよ」
翔太の肩を叩き、ニコッと笑い席を立つ
「はぁ、楽しかった!!また明日きま~す!!」
「ありがとうございます!!」
店内のホストが集まり一礼をする。
オーナーが伝票を渡すと光司わ、胸ポケットからゴールドカードをだす
「これで。」
オーナーが笑顔で受け取り
「ありがとうございます!!またお待ちしています」
「あ。うん!!明日また来る。瑠衣指名でアフターも頼むよ!!」
「かしこまりました」
光司が店をあとにする
オーナーが瑠衣を呼び出した
「瑠衣!!あの男だれや?…」
「タクヤの会社の奴ですよ…」
「そうか。若いのにゴールドカードって…何ものだよ。明日また来るそうだ、お前にアフター入れてきた。頼むで。あいつそっちか…(笑)ホテルとるか?」
「冗談やめてください。」
オーナーが笑いながら翔太の肩を叩く
「なぁ…瑠衣…」
「はい…」
「姉ちゃんわ、元気か?」
「はい。」
「そうか…」
「何か?」
「いや…なんもない………もうぇぇよ」
「失礼します」
オーナー…何か変だな
いつもならマッサージとか…言うのにな…
店内に戻り、個室に戻った