ホストに恋
第27章 27
翔太わ、荒れた。
飲んで、抱いて、暴れて…
「翔太……」
姉が心配していた
「翔太…何があったの…?」
「うるせ~よ…なんもないから」
携帯が鳴る
「はい」
「お前最低だな」
瀬戸だった
「あぁ…俺わ最低だよ。」
「拓哉の話し聞いてやったか?」
「聞きたくねぇよ、あいつわお前を選んだんだろ」
「お前何もわかってねぇんだな、拓哉の父親がガンだったんだ、あいつ、長男だからって仕事止めて実家に戻ろうとしてんだよ。でもお前と離れたくない…どうしたらいいかって俺に連絡して来たんだ」
「………」
「なのにお前にめちゃくちゃにされて…拓哉が可哀想だろ、俺わ拓哉を好きだ、でも太一以外の奴を抱かないって決めたんだ。」
「抱いて…ないのか…」
「当たり前だろ!!勘違いしたお前がアホだ」
「拓哉わ?」
「かなりの重症だ…好きな奴にあんな抱かれ方したら、立ち直れないだろ」
「…だな」
「拓哉、仕事辞めたんだ、実家に帰ることに決めたんだ。」
「そんな…」
「だから、二度と拓哉に会うこともなくなるだろうし、お前わお前で頑張ればいいよ!!ぢゃな」
電話が切れた
拓哉の家に向かう翔太
しかしそこわすでに引っ越した後だった
携帯を取り出し拓哉に電話をする
拓哉…出てくれ
「はい。」
「タクヤ…ごめん」
「……」
「タクヤ…俺…」
「さよなら翔太。俺翔太に会えて良かった。これで良かったんだ。元気でね…翔太」
かけ直すが、電源をきられていた
…拓哉
…拓哉