ホストに恋
第10章 10
ため息をつく控え室に太一が入ってくる。 「瑠衣…この前…拓哉と何かあった?会社休んでるらしいんだよ…家にもいないらしい…」
「は!?それほんと?」瑠衣が慌てた…
「やっぱり…何かあったんだ…」
「…抱いた…」
「え!? 瑠衣…!!今なんて!?」
「あの日…無理矢理…縛って…タクヤ…犯した………」
瑠衣が泣いてる
「瑠衣…それわ、だめだよ…それだけわ、やっちゃいけないよ…どうして…」
「欲しかったんだよ…タクヤが…俺のものにしたくて…」
「拓哉わ…ここに来る客とわ違うだろ!!それに結婚考えてる女いるって俺言ったよな…」
「うん、あの日、女から電話あった、俺が出た、今隣で俺に抱かれて寝てるって、言っちまった、タクヤ俺にビールかけて出てった」
「瑠衣……なんで…そんなこと……」
「太一……もうタクヤ来てくれないよな…」
「瑠衣……」
「会いたい…な…」
瑠衣が泣く
そっと抱きしめる太一…
「仕事しなきゃな…」